こんにちは。
横浜・根岸のゆらし療法士 本田貴久子です。
本日は子供の頭痛についてです。
最近、子供でも頭痛を訴えることが増えてきています。
実際に施術を受けにこられるお子様のお体を触っていて、「頭が痛いことない?」と尋ねると、
「日常的に頭痛がすることがある」というお子さんもおられます。
小学生から中高生まで。中学生にもなると、勝手に痛み止め薬を飲んでいるお子さんもいます。
風邪や発熱が原因で頭痛になることはありますが、なんでもない時に頭痛を訴えると心配ですね。
大人の頭痛にも色々原因があるように、子供の頭痛も様々な原因で頭痛になります。
子供は大人に上手く伝えられないこともあります。
どのような原因の頭痛があるかを知っておくこともとても大事です。
病気である場合
子供の頭痛の多くの場合、風邪が原因です。しかし、その他の症状を伴うことがあるので、よく注意する必要があります。
☆熱、鼻水、咳を伴う時
・いわゆる「風邪」で咳、鼻、気管支など粘膜に色々な原因で急性の炎症が起こることがあります。
・インフルエンザ
高熱と共に、悪寒、頭痛、関節痛などの症状があります。
・慢性副鼻腔炎
蓄膿症ともいわれますが、鼻の奥の副鼻腔で慢性の炎症が起こり、頭痛を感じることがあります。
☆高熱・けいれん・意識障害などを伴う時
・髄膜炎
多くは細菌性と無菌性に分類され、乳児に多いのは細菌性で、年長の子供に多いのが無菌性です。頭痛と嘔吐が主な症状です。
・脳炎
脳にウィルスや細菌の病原体が感染し、炎症を起こします。ウィルス性脳炎は急性脳炎と遅発性ウィルス感染症がありますが、急性の場合は発熱、頭痛、嘔吐などに始まり、後に意識障害ももたらします。日本脳炎、風疹、麻疹などによる脳炎が有名です。
☆眼の疲れや痛みを伴う時
近視・遠視・乱視・色盲・色覚障害・弱視など視力に問題がある場合、脳により画像処理がこんなんになり、頭痛を招くことがあります。
☆耳の痛みを伴う時
・鼓膜の奥の中耳に炎症が起こり、軽い炎症の場合は耳が詰まった感じ、耳の痛み、難聴程度です。しかし、炎症が強くなると、耳の痛みがつよくなり 、熱が出たり、頭痛を引き起こします。
このように原因が分かる病気による頭痛の場合は、その症状の改善とともに頭痛もおさまります。
肩こり
上記の症状に当てはまらない、原因が分からないはっきり分からない偏頭痛、緊張型頭痛のような頭痛を訴えた時は、肩こりが原因であることもあります。
首から肩、背中にかけての筋肉や頭の筋肉が緊張すると、脳へつながる血管のを圧迫し、それにより老廃物が溜まり、血流が悪くなります。
血流が悪くなると、脳は血液、酸素、栄養不足なり、頭痛の症状が出てしまします。締め付けられるような痛みを引き起こします。
例えば、パソコン操作、塾での長時間学習(うつむきの姿勢)、重いランドセルを背負っての長距離通学、就寝時の合わない枕、冷暖房が直接体に当たるなど、このような体にとって不利な状態が続く。
このような場合は首筋から肩にかけての筋肉が硬く収縮し、凝った状態になってしまうのです。
しかし、肩こりによる頭痛の場合、肩や首回りを重点的にマッサージしてもあまり意味がありません。
その時は少し心地よくなるかもしれませんが、肩こりの根本的な原因に全くアプローチできていないからです。部分的にアプローチした場合、再び同じような症状を繰り返してしまうのです。
元々、肩こりを引き起こしているのは、骨盤の歪みをはじめとする、全身の姿勢の歪みなのです。
「お子さんの姿勢、思えばとっても息苦しそうな姿勢になっていませんか?」
「こんもりと背中が丸まってしまっていませんか?」
自律神経の問題
原因がよくわからない頭痛の原因のもう一つが自律神経がうまく機能していないことがあります。 肩こりによる頭痛と明確に区別するのが難しくもあります。
姿勢の悪さによる骨格の歪み、特に自律神経の重要な中継点のある頸椎周辺に歪みによる血流障害がある場合、頭痛が生じてしまいます。
友達との人間関係、学校、家庭環境の変化などの精神的なストレスの場合も神経や筋肉の緊張を高め、頭痛を引き起こしてしまうことがあります。
精神的な問題だからといって、その問題を解決するのを待つという方法も考えられます。ですがどのような原因であれ、一度歪んだ骨格をバランスの取れた状態に整えることは、回復の助けになります。
成長期の子供たちにも立派なプライドがりますので、色々と心・精神的なことを質問されたり、話の話題にされることを嫌がることもあるでしょう。
姿勢の歪みを調整しすると、自律神経の交感神経と副交感神経のスイッチの入れ替わりもスムーズにいき、頭痛にも変化が出てきます。
調整することが出来ないと言われている自律神経に作用することができるのが唯一「呼吸」と言われていますが、その呼吸方法も施術と一緒に進めていくことで、症状を繰り返さない体づくりをサポートします。
子供の症状が自律神経の問題とも関わることについてはこちらをどうぞ。
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