子どもに多い症状/女性に多い症状

「太っていること」は痛みの原因?

こんにちは。

横浜・根岸のゆらし療法士 本田貴久子です。

 

足首、踵周辺が痛いという小学校3年生の男の子が来られました。

学校の体育、通学の徒歩以外はさほど運動を積極的にする方ではないのに痛みが出ています。使い過ぎというには程遠いです。

「うちの息子も足の裏が痛いと言い出したのですが、最近少しずつ体重が増えてきたからでしょうかねぇ?」とご質問を受けました。
答えは「NO!」です。
 
よく膝痛など、足の痛みに関してその痛みの原因が太っているからだと思っている方おられますが、太っていることと痛みは直接は関係がありません。

 

 

確かに、最近はひょろっと細身の体型の子供さんが多いので、この写真くらいの体型の子供は「太り気味」になってしまいますね。

 

 

でも一昔前はみんなこんな感じでしたよね。

 

 

そして、お相撲さん、みんなが足裏の痛みに悩んでいることになってしまいますがそんなことありませよね。

 

 

痛みの原因は筋肉の緊張(硬さ)と、筋肉の緊張からくる骨の動き、つまり関節の動きのズレ、です。

 

 

例えば、この写真のお子さんの場合、ペッタンペッタン足音が鳴るように歩きます。

 

 

写真を見ると足がすこしO脚気味ですが、ちょうど脛の外側が硬くなってきています。そして足首の動きも硬いのです。

 

 

足首の返しがしなやかでないので、動きにくいのでしょう。

 

 

ペッタンペッタンの歩き方が定着して、足底が硬くなって痛みが出たと考えられます。

 

 

足首の動きは実はとても大事です。

 

 

大人の膝痛も根こそぎ痛みが消えるかどうかは、足首のしなやかさがキーポイントになっていることが大変多いです。

 

 

高校生、大学生でも捻挫が多い子、転倒が多い子は長年足首が硬いことが多いです。

 

 

大人になってから足首の筋肉を柔らかくして、歩き方を改善するのはとても時間がかかります。だからこそ、子供のうちに「なんか痛い」「変な感じがする」という声を聞いたら、すぐに専門家に見てもらうようにしてあげてください!

 

 

「太り過ぎ」「運動不足だったのでは」、こんなことでは痛みの原因にはなりません!

 

正しい原因を見つけてあげましょう!

 

 

 

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