子どもに多い症状/女性に多い症状

起立性調節障害で気を付けたい食品

子供が、学校をお休みしている日、気持ちがソワソワしてしまいませんか?

自分が仕事の日は(午前中は)「まだ寝てるかな?」、
(午後になると)「おやつばっかりたべているんじゃないか?」って。

一日、外に出なかったり、家にいる時間が長いと、「おやつくらい自由に」って気分にもなりますよね?

自律神経を整えるうえで避けたい食品

私たちは心と体がリンクして出来ています。
その体は食べ物から作られています。

今、お子さんが悩んでいる起立性調節障害を、自律神経の症状と捉えたら、
「おやつ」もちょっと考えて食べたほうが症状から回復しやすいと考えています。

その「ちょっと」をお伝えします。

白砂糖

1つ目は「白砂糖を摂り過ぎない」と言うことです。

最近は「白砂糖は良くない」なんてことが良く言われていますが、自律神経の症状にあまり好ましくない理由は

白砂糖は血糖値を急激に上げてしまうからです。

私たちの体は「ホメオスタシス」という機能があり、常に一定の状態を保とうとしています。

この一定に保つのに、自律神経が機能しているのです。

 

たとえば夏、暑い時は汗をかき、冬の寒い日はブルブルからだを震わせますが、これは体温を一定に保とうとしているからです。

しかも無意識に!

無意識に!、と言うことはそれは自律神経が働いているから出来ているのです。

 

これと同じように、血糖値が上がるとインシュリンを分泌し血糖値を元の状態に戻そうとします。当然、より急激に血糖値が上がると、より大量にインシュリンを分泌します。

だから急激に血糖値が上がったり、下がったりすると、自律神経にかかる負担はとても大きいのです。

急激に上がった後は急激に下げようとして、逆に下がり過ぎてしまうこともあるのです。

すると、また甘いものが欲しくなって、また食べる…

また血糖値が急激に下げる、下がり過ぎる…

また食べたくなる・・・

 

大量に甘いものを食べる→血糖値を急激に過ぎる→甘いものを食べたくなる→血糖値を急激に下げる→甘いものを食べたくなる→・・・

 

この負のスパイラル、自律神経に物凄いストレスを掛けてしまうのです。

小麦粉

自律神経を安定させるうえで避けたい食品、もう一つは小麦粉です。

「グルテンフリー」って言葉もよく耳にするようになりましたが。グルテンとは小麦、ライ麦、大麦などに含まれるたんぱく質の一種です。

このグルテン、なんと、砂糖よりも血糖値を上げると言われています。

特に小麦グルテンに含まれるアミロペクチンAという糖質は血糖値を急激に上昇させるのです。

小麦と白砂糖との共通点は「精製されている」という点です。

「そんなこと言ったら、白米だって精製されているよね?」となりますね。

米と小麦の違い・・・

それは「粒」か「粉」かの違いです。

粉は粒に比べると吸収が早くなってしまい、血糖値の上がり方がより急激になってしまいます。

 

また、グルテンに含まれるグリアジンという成分がクセモノなのです。

グリアジンのクセモノぶり、その1は、

腸内で炎症を引き起こし、下痢や便秘などの腸のトラブルの原因とされています。

腸は第二の脳とも言われていますが、「幸せ」を感じるホルモン、セロトニンの製造機でもあるのです。腸が炎症を起こしていると、幸せを感じるどころか、イライラや不安も沸き起こってしまいますね。

 

グリアジンのクセモノぶり、その2は、

脳内で食欲を刺激する、麻薬のような働きをすると言われています。

麻薬!

昨日の白砂糖と一緒で、「また食べたくなる!」スパイラル。

お子さんが「スナック菓子を食べるより、お腹に溜まるパンを食べたほうが良いわ」って思う。

それがいつしか「パンは良い間食」という感覚になってしまいがちです。(私たち、基本、何でも都合よいように解釈する傾向があるので…)

ひとこと…

決して砂糖を使っているもの、パンが全て悪いと言っているのではありません。

ただ、子供が留守番している間に手軽に食べられる、お腹に溜まるもの…

思いつくものは何でしょう?

スナック菓子、クッキー、菓子パン、カップ麺…

子供たちが食べているおやつ、成分を見るとものの見事に小麦粉、砂糖が使われている確率が高いです。

意識して調整しないと、砂糖や小麦粉、脂分に偏ってしまうような生活環境です。~自律神経のに負担を掛けるような食生活環境…

起立性調節障害は自律神経の機能が順調に機能していないことが症状に大きくかかわっています。

「朝、起きられない」というような時は少なからず、体はストレスを感じている状態。

ストレスを感じている時は、胃腸の働きは低下しています。

そんな時、何を口にするかって、面倒なようだけど、とても大事なこと!

親として子供の「元気」のためにサポート出来ることに食べ物を選ぶことも少し加えてみませんか?

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