自律神経失調症の症状として「起き上がりたくないほど怠い・倦怠感」「めまい」「頭痛」「吐き気」「外に動きたくもないほどの眠気」「耳鳴り」等があげられます。
これらの自律神経のバランスが取れなくなった結果の症状を持っている子供たちに共通しているのが「慢性的な肩こり、首コリがある」と言うことです。
「肩こり、首コリが自律神経の問題と結びつくなら、ほとんどの人が自律神経失調症じゃない?」って思ってしまうかもしれませんね。肩こりで悩む人は一般的に多いので…
首には自律神経の大事な中継点があるので、首に負担が掛かってしまうような首のコリ、肩のコリがあると、自律神経が乱れやすくなってしまうのです。
「コリ」はここでいう場合、筋肉が硬くなっている状態です。
その一つの理由は、最近は子供でもプログラミングを習ったり、学校の授業でもパソコンを使う。ゲームやスマホも日常的に使う。目にも力が入ってしまい、肩首も緊張しやすい状況が出来ることにあります。
また次の理由としては、人は大人でも子供でもストレスを受けると体に力が入ってしまいます。特に肩回りに力が入ります。
大勢の前で慣れないスピーチをしてキューっと肩がすくんで一気に肩が凝ったこと経験をしたことがある人もいると思います。
これはストレスがかかると、体に力が入って緊張してしまうことを表わしています。
通常であればリラックスして休むと肩の力が抜けて回復します。
ところがストレスを受け続けると、リラックスすることが出来なくなって、常に肩に力が入ってしまった状態になってしまいます。
常に力が入ってしまっている状態って意外と無意識に身近に起きてしまっていることもあるのです。
例えば、学校から帰って塾に行くまで、1時間半しかないとします。
帰宅後に学校の宿題を終えて、おやつを食べて、塾の荷物をもって出かける。電車に1本乗り遅れると遅刻になるので、乗り遅れないように家を出る。
このような日が週に3、4日あるとすると、それは朝から学校にも行っている子供にとってまず、塾に辿り着くまでが緊張の連続だと思います。
でも、子供は順応性が高いので出来ちゃったりします。
ただ、常にどこかで時間を気にして緊張している、リラックス出来ていないとも言えます。
力が抜けにくい状態が続くと、体は硬くなります。
このように私たちの体はとても良くできていて、自分に不快なこと、怖いな、嫌だな、と思うことが起こると、「自分を守ろう!」として一瞬でギュッと筋肉を硬直させて身を守ろうとするのです。
そして、ほとんどの場合、肩をすくめて丸めるのです。お化け屋敷の中で胸を広げて歩く人なんていませんよね?
肩こり、首コリが酷い状態が続くと、リラックスしにくい体になってしまうのです。
首回りには自律神経の中継点が通っているので、じりつし
肩回り、首回りの緊張は自律神経の機能に大きく影響してしまうの